OUTLINE組合概要

「安田瓦」とは、新潟県阿賀野市庵地地区で生産される歴史深い伝統的な還元瓦の呼び名で、鉄分を多量に含む釉薬を施し、還元焼成によって鉄色に発色させた瓦のことです。

阿賀野市のやきものの歴史は古く、粘土瓦が作られるようになったのは江戸時代後期で、幕末期には本格的に商品化が始まりました。
良質な粘土が安田の地で発見されて以来、明治・大正・昭和・平成の変遷を経て令和の今、優れた技術と職人による豊富な経験を活かし、徹底した品質管理のもと製造されています。

安田瓦は、光沢のある美しい銀鼠色を形成するのが特質で、鉄色瓦の異名をもっています。
高温(最高温度1,200℃以上)で焼成することにより、瓦を極限まで焼き締めることができます。その結果、JIS規格をはるかに上回り、厳しい環境にも負けない瓦を生み出します。

特徴としては、耐寒性・耐圧性・防水性などに優れ、積雪寒冷地仕様の瓦として全国的に知られていますが、雪国のみならず海沿いの塩害・強風と様々な環境風土に耐え得ることが可能です。

優美で品格のある安田瓦は、いつの時代においても「つよく、かわらず、うつくしく」あり続けることをお約束いたします。

安田瓦協同組合は、昭和25年に設立され、地場産業「安田瓦」の瓦製造業者とともに運営しています。

組合名 安田瓦協同組合
所在地 〒959-2221 新潟県阿賀野市保田7372
TEL 0250-68-2112
FAX 0250-68-2116
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設立年月日 昭和25年

組合員のご紹介

五十嵐瓦工業株式会社

商号 五十嵐瓦工業株式会社
所在地 〒959-2221 新潟県阿賀野市保田6052
TEL 0250-68-2064
FAX 0250-68-3516
代表者 代表取締役 五十嵐 福司
創業 大正15年4月1日
設立 昭和40年4月10日
資本金 2,400万円

丸三安田瓦工業株式会社

商号 丸三安田瓦工業株式会社
所在地 〒959-2221 新潟県阿賀野市保田6130-1
TEL 0250-68-3802
FAX 0250-68-3711
代表者 代表取締役 遠藤 和人
設立 昭和55年2月26日
資本金 3,020万円

協力企業のご紹介

大盛白地瓦工場

所在地 〒959-2221 阿賀野市保田6090

大正10年創業。平瓦の白地を手作業で製作。昭和初期(戦後)鬼瓦の白地作りへ転換。昭和43年からは石膏型を使って鬼瓦の製造を始める。その後、プレス機及び金型を使った製造へ移り、現在に至る。

長場鬼瓦工場

所在地 〒959-2221 阿賀野市保田6185-1
TEL 0250-68-2085
FAX 0250-68-2085

昭和36年創業。鬼瓦(白地)や置物等の小さな作品の製造・販売を行う。培われた技術で新しいものを生み出すことにも力を注ぎ「鬼瓦や瓦の良さを伝え、身近なものにしたい」という思いで活動している。

有限会社村秀鬼瓦工房

所在地 〒959-2221 阿賀野市保田6090
TEL 0250-68-2132
FAX 0250-25-7390

大正2年創業。建物の勾配や製品の伸縮などを計算しながら図面を描き、寺社仏閣の鬼瓦を中心に製作活動を行う。その製品すべてが手作りである。一般住宅用のこだわりの飾り瓦、置物(猫など)の製造・販売も行う。

登録商標 庵地焼 旗野窯

所在地 〒959-2221 阿賀野市保田148-3
TEL 0250-68-2272
FAX 0250-68-5510

明治11年創業。1960年代のはじめ、洗練された面取り技法と漆黒の釉薬(うわぐすり)「庵地黒」の作品を創出し、越後の民窯「庵地焼」の名を全国に広めた。昭和49年に「庵地焼」登録商標認可。

安田焼 渡部窯

所在地 〒959-2221 阿賀野市保田6049
TEL 0250-68-2898

渡部兄弟が昭和44年に「渡部窯」をスタート。昭和51年に「安田焼」と命名し、日常雑器などを作陶している。鉄分の多い黒土を木灰釉で焼き上げた作品は、県展、美術展などでも数多く入選している。

にいがた瓦館 かわらティエ

住所 〒959-2221 新潟県阿賀野市保田7372
電話番号 0250-68-2112
営業時間 9:00~17:00
定休日 なし ※館内整備による臨時休業日あり
駐車場 23台 大型バス2台駐車可能